左右の視力差は眼精疲労が原因!産業医に眼精疲労の対策を聞いてみた!

眼精疲労は目の疲れ以外にも様々な悪影響を及ぼします。目を定期的に休めるなど眼精疲労の対策を行いましょう。

眼精疲労の悩みは若い人でも増えてきました。
スマホで長い時間ゲームや動画、ネットサーフィンをやったり、夜寝る直前までスマホをいじっていたりしませんか?
現代はスマホの発達により、眼精疲労になってしまう人が増えました。

目の疲れは頭痛や倦怠感、やる気の低下など様々な悪影響が出てしまいます。

今回は医療コンサルタントとして企業の健康管理を指導・助言をしている医師の田中先生へ実際に私が悩んでいる疲れ目について聞いてみました。

左右で視力に差がでてしまう『不同視』とは

 

塚田

田中先生、本日はよろしくお願いします。
さっそくですが、最近、視力の低下を感じます。
そして左右で視力に差が出始めています。
視力低下を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?

 

産業医の田中先生

最近、視力の低下を感じ、左右差が出始めているのですね。
見えづらいことで仕事や生活に影響が出てしまうので困りますね。
塚田さんのお力になれればと思います。 

 

産業医の田中先生

少し説明しますと、左右で著しく視力が違うことを『不同視』と言います。
原因として言われているのは、
 
・テレビを見る時に正面に座らずに斜め方向から見ている
・勉強・読書をする時に肘をついている
・マンガやゲームを寝転がってやっている
・テレビを寝転がってみている
・立体視の少ないパソコン作業時などでは利き目の力だけに頼ってしまいがちになります。
そのため、左右の目をバランスよく使えない傾向にある。
 
と言った普段の生活要因が多いと言われています。

 

産業医の田中先生

改善方法としては、上記の中で見る時に無意識にしている習慣があればそれを改善することと
疲れ目(眼精疲労)対策になります。
少しお聞きしたいのですが、上記の中で、何か当てはまることはあるでしょうか?

  

塚田

当てはまることですと以下になります。

 

・テレビ(iPad)を寝転がってみている
・長時間のパソコン作業

 

ちなみに視力は左右で0.3ほど違います。

 

産業医の田中先生

症状を改善するために両目をバランス良く使うことがやはり大切となります。
また、長時間のパソコン作業があるということですので、(疲れ目)眼精疲労対策を行なうことも良いです。
以下に、日々の生活から行われる改善方法を紹介します。

 

眼精疲労の対策方法

眼精疲労の対策方法は大きく3つに分けられます。

1.テレビを正面から見る

斜め方向からテレビを見ると左右で目が使われるバランスが変わってしまうので、正面から見るようにしましょう。

2.遠近トレーニング

目の前に出した人差し指と、その先にある遠くの目標物を1秒おきに交互に見ま
す。近くと遠くを1セットとすると、1日20セット行います。

3.眼精疲労を軽減する方法

①継続してPC作業する場合、1時間に1回(10分ほど)の休憩が好ましいとされています。
②PCの作業環境を見直す →パソコンやスマートフォンを触る場合は、画面は「目の高さより低い位置」にします。
③目の上をホットパックで温める →蒸しタオルや最近は電子レンジで温める眼精疲労対策グッズが販売されているようです。

 

塚田

ちなみに視力の差は元に戻る可能性はあるのでしょうか?

 

産業医の田中先生

視力の差ですが、視力低下が出始めの場合は、もしかしたら遠近トレーニングを毎日行なうことによって戻ることもあるかもしれません。

ただ、PC作業が多いということですので、目を酷使していることもあるかと思います。
ご紹介しました方法でなるべく目に良い生活をすることが大切かと思います。

特にPC作業の合間に休憩をこまめに取り入れていただくと良いと思います。

 

まとめ

眼精疲労の対策方法をまとめます。

スマホやパソコン、テレビについて

・スマホやPCは長時間使用せず、1時間に1回10分ほど休憩しましょう。

・スマホやPCは目の高さより低い位置で見るようにしましょう。

・テレビは正面から見る。

・寝転がってみずにしっかり座って見るようにしましょう。

 

目のトレーニング

眼精疲労には遠近トレーニングが効果的とのことです。
最近視力が落ちてきたな、と思ったら遠近トレーニングをすることで視力の低下を防げるかもしれません。
早めの対策が必要ですね。

遠近トレーニングのやりかた

目の前に出した人差し指と、その先にある遠くの目標物を1秒おきに交互に見ま
す。
近くと遠くを1セットを1日20セット行いましょう。

 

目のケアをする

目の上をホットパックで温める

市販の眼精疲労対策グッズを使い目をケアをしましょう。
ホットパックで目の上を温めると目の血行を良くし、眼精疲労を軽減することができます。
お金をかけなくても濡らしたおしぼりやハンドタオルを電子レンジで温めると即席ホットパックができます。
これで代用するのもいいでしょう。

 

大切な目を守るために日頃のスマホやPCを使う習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
早めの対策があなたの大切な視力を守ることでしょう。
遠近トレーニングや目のケアも手軽にできますので、ぜひ毎日の習慣に取り入れてください!